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 化学物質・廃棄物関連3条約の締約国会議が閉幕・プラ添加剤2種を禁止

発表日:2023.05.16


  環境省と経産省は、スイスのジュネーブで開催された、化学物質・廃棄物関連3条約の締約国会議の結果を公表した(開催日時:令和5年5月1日~12日)。同会議はストックホルム条約第11回締約国会議、バーゼル条約第16回締約国会議およびロッテルダム条約第11回締約国会議が合同で開催されたもの。3条約で共通する技術協力や条約間の連携の強化による効率的な対策の議論が行われた。会議の主な結果は、ストックホルム条約については、「デクロランプラス」、「UV-328」及び「メトキシクロル」の条約附属書Aへの追加を採択。「デクロランプラス」は電線やケーブルの被覆材などを燃えにくくする難燃剤、「UV328」はプラスチックが劣化したり変色したりするのを抑える紫外線吸収剤でプラスチックの添加剤として知られる。バーゼル条約については、POPs廃棄物、電気・電子機器廃棄物(e-waste)、プラスチック廃棄物に関する各技術ガイドラインを採択するとともに、輸出相手国への事前通告・輸入国における同意回答手続(PIC手続)の改善に係る議論が行われた。ロッテルダム条約では、輸出手続が必要となる対象物質に新たに「テルブホス」が追加した。次回会合は、2025年4月28日から5月9日にジュネーブ(スイス)で開催される予定となっている。

情報源 環境省 報道発表資料
経済産業省 ニュースリリース
機関 環境省 経済産業省
分野 ごみ・リサイクル
健康・化学物質
環境総合
キーワード ストックホルム条約 | スイス | ジュネーブ | バーゼル条約 | E-waste | デクロランプラス | メトキシクロル | UV-328 | 化学物質・廃棄物関連3条約 | POPs廃棄物
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