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 パルシステム連合会、政府へALPS処理水放出「停止」を求める意見書

発表日:2023.09.12


  パルシステム連合会は令和5年9月12日、政府へ意見「漁業者や消費者の不安を拭えないALPS処理水の海洋放出(方針)の見直しを求めます」を提出した。ALPS処理水は、東京電力福島第一原子力発電所で発生した汚染水をALPS等によりトリチウム以外の放射性物質を基準値以下に処理した水。トリチウムの処理は難しいため海水で希釈し放出される。8月24日から海洋への投棄が開始され、9月11日までに7,788トンが海洋放出、海洋に放出されたトリチウムの総量は約1.1兆ベクレルに達していた。今回、パルシステム連合会は西村康稔経済産業大臣、森健水産庁長官に対し意見を提出。「海洋放出に対し、国内外の多くの市民が懸念」と問題提起し、「環境影響への実害及び不安による風評被害が広がれば、漁業者のくらしが脅かされる」と警告した。漁業者や消費者の不安や懸念が拭えないままでの処理水放出を停止し、見直すことを強く求めた。パルシステム連合会は、首都圏を中心とした生協で構成する連合会組織。

情報源 パルシステム連合会 お知らせ
機関 パルシステム連合会
分野 健康・化学物質
水・土壌環境
キーワード 消費者 | 放射性物質 | 海洋放出 | 汚染水 | 漁業者 | ALPS処理水 | 風評被害 | トリチウム | パルシステム連合会 | 西村康稔
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