日本郵便は8月4日、フードロス削減を軸とした社会貢献型マーケット「Kuradashi」を展開するクラダシと資本業務提携契約を締結した。
日本郵便は全国の郵便局ネットワークを活用した物販サービスを展開しており、生活必需品の戦略的ラインナップ拡充に取り組んでいる。クラダシは、賞味期限が迫った商品や過剰在庫品などを活用し、冷凍宅食サービスを含むフードロス削減事業を推進する企業である。環境省のモデル事業にも採択されており(既報)、政策的にも注目されている。――本提携は、両社の強みを掛け合わせることで社会課題の解決と新たな価値創出を目指すものであり、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩と位置づけられている。業務提携の柱は二つあり、第一に郵便局ネットワークを通じたフードロス削減商品の提供である。クラダシが取り扱う商品を、日本郵便のECサイトや一部郵便局店舗、タブレット端末などを通じて全国の生活者に届けることで、これまで接点の少なかった層にも訴求し、社会貢献と「お得」な購買体験の両立を図る。第二に、両社は共同で冷凍宅食サービスの開発を進める。クラダシの栄養管理ノウハウや制限食メニューの開発力と、日本郵便のネットワークを組み合わせることで、健康志向や時短ニーズに応える新たな食の選択肢を提供する。信頼性と利便性を両立したサービスの実現を目指している。
日本郵便が第三者割当による募集株式1,213,900株(出資金額は513百万円)を引き受け、出資比率は約10%となる予定だ。
情報源 |
日本郵便 プレスリリース
クラダシ プレスリリース |
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機関 | 日本郵便(株) (株)クラダシ |
分野 |
ごみ・リサイクル |
キーワード | 食品ロス | 持続可能な社会 | サーキュラーエコノミー | ECサイト | フードロス削減 | 社会貢献 | 資本業務提携 | 冷凍宅食 | 地域密着 | 健康志向 |
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