国土交通省は、全国的に猛暑日となった平成19年8月16日(木)における、屋上緑化のヒートアイランド抑制効果について発表した。国土交通省(霞ヶ関合同庁舎3号館)の屋上庭園での測定データから、緑化されていないタイル面の表面温度は56.1℃まで上がり、芝生面との表面温度差が最大で23.7℃となった。また、芝生面では建築物への熱の流出入がほとんど確認されなかった。この結果から、100平方メートルの芝生面の屋上緑化は、10台の家庭用エアコン(6畳用)を最小能力で24時間稼働させた冷却能力に相当すると推計された。