京セラ(株)は、同社の住宅用太陽光発電システムにおける新たな展開として、2011年3月1日より、太陽電池セルを20枚使用した長サイズの太陽電池モジュール(77.5W)を発売するとともに、最小サイズ(46W)のモジュールを屋根に単独設置できるラックも追加すると発表した。2009年11月に開始された余剰電力の買取制度の導入により、太陽電池の搭載容量の向上と発電量の増大が期待されている。こうしたニーズを踏まえ、今回発売する製品は、既存の製品(46Wと62Wの太陽電池モジュール)と組み合わせることにより、住宅の屋根形状に応じた配置パターンを選択でき、搭載容量を向上できるのが特長。また、46Wモジュールが単独設置できるラックを導入することで、寄棟屋根の先端部分など、これまで難しいとされていた場所への設置も可能となった。さらに、使用するモジュール枚数や、施工工数・時間の削減にもつながるという。