環境省は、「フロン類等対策の現状と課題及び今後の方向性について(中間整理)」を公表した。地球環境問題への対応が注目される中で、オゾン層破壊物質であり温室効果ガスでもあるフロン類等に係る対策は、オゾン層の保護及び地球温暖化の防止の両方の観点から大変重要となっている。同省では、今後のフロン類等の排出抑制の一層の推進を図っていくため、平成22年7月から中央環境審議会地球環境部会フロン類等対策小委員会を開催。これまでに、関係者からのヒアリングや法律の施行状況等に関するデータの整理等を行うとともに、フロン類等対策の現状及び動向の把握、課題・論点の整理を進め、課題解決に向けての対策の方向性について総合的に検討を行ってきた。今回、その結果を中間的に取りまとめた。同省では今後、経済産業省と連携して、さらに検討を進めていく予定だという。