三井造船(株)は、全国農業協同組合連合会(JA全農)より受注した多収穫イネを原料とするバイオエタノール製造プラント(年産1,000キロリットル)の建設を開始した。この事業は、農林水産省による国家プロジェクト「バイオ燃料地域利用モデル実証事業」の対象であり、JA全農では、このプラントを新潟市内に建設し、県下JAで生産する多収穫イネからエタノールを製造する。今回のエタノール連続発酵プロセスの特長は、製造工程で発生する発酵残さ廃液処理が不要であるという点。通常のプロセスでは、発酵残さ廃液中の固形分濃度が10%程度であるが、本技術では、遠心分離機と、もろみ塔の熱および水バランスにより25%に高濃縮され、発酵残さの全量が容易に飼料・肥料化できる。JA全農では今後、このプラントで生産したエタノールを直接混合したガソリンを、新潟県内JA系列のガソリンスタンドに供給する予定という。
情報源 |
三井造船(株) 技報(PDF)
三井造船(株) 技報(PDF) |
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機関 | 三井造船(株) |
分野 |
地球環境 ごみ・リサイクル |
キーワード | バイオエタノール | 発酵 | 三井造船 | ガソリン | JA全農 | イネ | 新潟市 | 飼料 | 肥料化 |
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