三菱電機(株)は、国内住宅用の太陽電池モジュールの新商品として、大出力210Wを実現した「単結晶無鉛はんだ太陽電池モジュール」を平成23年10月28日に発売すると発表した。このモジュールは、グリッド電極を従来に比べて約20%細線化し、セル受光面積を増加させるとともに、モジュール表面に低反射ガラスを採用して光反射を約3%抑制したことにより、従来に比べて出力を5%向上させたもの。また、さまざまな屋根形状に設置できるよう、形状は標準の長方形に加えて正方形・台形を取り揃えており、標準モジュールのみ使用する場合に比べて家一軒あたりの設置容量を増やすことができる。同社では、現行の多結晶タイプ(190Wシリーズ)及び単結晶タイプ(200Wシリーズ)の太陽電池モジュールに加え、今回新たに単結晶タイプ(210Wシリーズ)をラインアップすることで、都市部住宅などの狭小屋根でもより多く発電できるシステムを提案していくという。