東京大学、地球大気中の酸素が急上昇したタイミングとメカニズムを解明

発表日:2011.10.12

東京大学大学院新領域創成科学研究科は、46億年の地球の歴史において、大気中の酸素濃度が急上昇したタイミングと、そのメカニズムを解明した。地球大気中の酸素濃度は、約20~24億年前に、ほとんどゼロの状態から現在の1/100以上のレベルにまで急激に上昇し、生命進化に多大な影響を及ぼしたことがわかっている。しかし、この酸素の上昇のタイミングとそのメカニズムは謎であった。今回の研究では、カナダ・オンタリオ州の地層中に含まれる白金族元素オスミウムを用い、酸素濃度の上昇が、約23億年前の大氷河期から温暖期への気候回復時に起きたことを明らかにした。このことは、急激な温暖化に伴い、光合成生物が大繁殖することで、酸素大気が形成されたことを示している。このような知見は、地球温暖化に伴う気候-大気-海洋-生物圏の複雑な相互作用の理解にとって重要であるだけでなく、近年観測が盛んに行われている太陽系外における“第二の地球”(地球型惑星)の発見や、そこでの生命生存可能性の推測にも重要な示唆を与えるものだという。

情報源 東京大学大学院新領域創成科学研究科 プレスリリース
機関 東京大学大学院新領域創成科学研究科
分野 地球環境
大気環境
キーワード 地球温暖化 | 気候変動 | 地球環境 | 大気 | 東京大学 | 酸素濃度 | 光合成 | メカニズム | オスミウム | 氷河期
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