気象庁、2011年の南極オゾンホールの状況を発表

発表日:2011.11.01

気象庁は、2011年の南極オゾンホールの状況について、米国航空宇宙局(NASA)の衛星データに基づく解析結果を発表した。それによると、今年は例年と同様に8月にオゾンホールが現れたのち拡大し、9月12日に今年の最大面積である2,550万km2(南極大陸の約1.8倍)まで広がった。この値は過去10年間の平均とほぼ同じだが、長期的にみると依然として規模の大きい状態が継続している。これは、緩やかな減少傾向にある南極上空のオゾン層破壊物質の濃度が、依然として高い状態にあるためである。オゾン層破壊物質の減少がこのまま続けば、南極のオゾンホールは徐々に縮小するとみられているが、オゾンホールの形成・発達は下部成層圏(南極上空約20km)の気温にも大きく依存するため、気象条件の変動により、年によっては今年より規模の大きいオゾンホールが発生することも考えられるという。同庁は、引き続きオゾン層の状況を観測し、的確な情報提供に努めていく構え。

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