(株)東芝は、東京都港区で、EVバス運行と電池再利用に関する実証研究を実施すると発表した。これは、環境省「平成24年度地球温暖化対策技術開発・実証研究事業」の委託先として選定されたもので、東京都港区で運行しているコミュニティバス「ちぃばす」の路線を活用して、電気自動車(EV)仕様のバスの運行および電池の再利用に関する検証を行う。同実証研究では、バスの電池に同社製二次電池「SCiB」を用い、電池容量を乗用車型EV並みの30kWh以下に抑え、一日に6~8回の急速充電を行う。従来のリチウム電池は、このような高頻度の急速充電を行うと電池寿命が著しく短くなるが、「SCiB」は急速充電、長寿命特性に優れているため、電池交換サイクルの長期化が可能で、バス事業者や自治体にとって導入コスト、運用コストの両方を抑えることができ、EVバスの導入が容易になるという。同社は、今回の実証研究を通じ、バスのEV化や電池の再利用に関する技術開発を加速するとともに、国内外で都市交通のソリューション事業の拡大を図っていくとしている。
情報源 |
(株)東芝 ニュースリリース
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機関 | (株)東芝 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 電気自動車 | 長寿命 | 地球温暖化 | 環境省 | 東芝 | 実証研究 | 急速充電 | 二次電池 | SCiB | EVバス |
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