ソーラーフロンティア(株)は、米国アリゾナ州の大手電力会社であるウィルソン・エレクトリック社を通じて、同州にある1.5MWの太陽光発電所に、CIS薄膜太陽電池を設置したと発表した。CIS薄膜太陽電池は、銅、インジウム、セレンを使用して、同社の独自技術で生産する次世代太陽電池であり、経済効率や発電性能が高いことが特徴。また、原料からリサイクル処理まで環境に配慮した設計・生産が行われている。今回供給する同発電所は、米アリゾナ州プレスコット・バレーで市内の揚水および廃水処理の一部を担っている貯水および廃水処理施設での電力需要を補完するためのもので、同バレーで初めての太陽電池の導入事例となる。同発電所の運営開始により、4万人以上の人口を抱える同バレーのハーベイ・スクーグ市の公営事業において、再生可能エネルギーを使った電力供給が期待されているという。