環境省は、川崎火力発電所の2号系列2軸・3軸設備増設計画に係る環境影響評価準備書について、平成24年9月25日付けで経済産業大臣に対し、二酸化炭素(CO2)及び大気汚染物質排出量の更なる低減等を求める環境大臣意見を提出した。同事業は、東京電力の川崎火力発電所において、世界最高水準の熱効率を達成する1600℃級ガスタービンコンバインドサイクル発電に変更するもの。これにより、CO2及び窒素酸化物の排出量は、当初の事業計画に比べ発電電力量当たりで減少するが、1軸当たりの発電出力が増加し、発電所全体では増加することとなる。今回の環境大臣意見では、主に以下の指摘がなされた。1)CO2分離回収設備の実用化に向けた技術開発を含め、今後の革新的なCO2排出削減対策について継続的に検討を進める、2)排煙脱硝装置等の維持管理の徹底や適切な燃焼方法の採用により、更なる窒素酸化物排出量の削減対策を図るとともに、今後とも最新技術の導入に努める、3)工事の実施に伴い発生する残土の有効活用について検討する。
情報源 |
環境省 報道発表資料
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機関 | 環境省 |
分野 |
地球環境 ごみ・リサイクル 大気環境 環境総合 |
キーワード | コンバインドサイクル発電 | CO2 | 排煙脱硝 | 窒素酸化物 | 大気汚染 | 環境省 | 高効率 | 環境影響評価 | 環境大臣意見 | 川崎火力発電所 |
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