九州大学は、「子どもの健康と環境に関する全国調査(エコチル調査)」ラッピングバスが、平成24年9月24日から走行すると発表した。エコチル調査は、環境省による大規模疫学調査で、環境中の化学物質等が子どもの成長や発達に与える影響を明らかにするため、全国10万組の親子の協力により、子どもが13歳になるまで健康の状況を追跡している。今回、同調査の拠点のひとつである九州大学サブユニットセンターでは、その広報として、調査地域の福岡市東区を走行するバス路線に、ラッピングバスを走行させる。これにより、エコチル調査に対する地域住民の認知度が上がり、参加者の増加、さらに参加者の調査継続が促され結果的にフォローアップ率が上昇することが期待されるという。同調査では、子どもたちが健やかに成長できる環境、安心して子育てができる環境の実現を目指していくという。