日本の国立公園制度について解説するH教授(H教授の環境行政時評より)
ゼミ生に暴言を吐き、泣かせてしまい、おろおろするH教授(H教授の環境行政時評より)
趣味の鉱石を、夜な夜な取り出しては、ひとりでニヤニヤ眺めるのがキョージュの至福のとき(H教授の環境行政時評より)
・ゼミの授業で今までどんなことをしたか:
順番にプレゼンして、そのお題についてみんなで叩き!叩き! やるもやらぬも君次第。熱く語りあお〜ぜ!
・このゼミに入ってから変わった点
1)久野先生に対するイメージが変わりました。
怖そうなセンセ→酒好きなオヤジ
2)地球と人にやさしくなりました。
3)携帯メモリーが増えました。
4)お酒に強くなりました。
・授業以外で印象に残ったゼミの活動
やっぱボランティア実習!! 北は東京から南は沖縄まで、津々浦々!? 自分の興味のあるところでボラってきます。
・授業以外の教授との交流
久野先生は飲み会にいつも参加してくれるとてもノリのいい先生。カラオケの声もダンデ〜。先生、ちゃんと研究してるんかな〜。先生はとっても女の子に優しいです。
・ゼミを一言であらわすと
エコ えこ エコ ゑこ エコ
それなりにみんな仲良し!
・最後にご自由に
カッコ・カワイイ先輩&Hキョージュが待ってるよ。先輩・後輩カンケ〜なく飲み会して、カラオケして、仲良くしよ〜。
われわれは生きていくために、多くのモノを日々生産し消費しています。しかし、すべてのものは、最後はごみになってしまいます。それが自然の循環サイクルに乗っている限りは、問題が生じませんでした。しかし、ヒトの社会は自然の循環サイクルで処理しうる量をはるかに越えるごみを日々作り出しています。自然の循環サイクルに乗りえない多くのモノによって、われわれの文明は支えられているのです。
戦後の高度経済成長は脱第一次産業化=都市化によってもたらされました。そして大量生産・大量消費社会の鬼っ子である大量廃棄により、ごみの処分場の逼迫は緊喫の課題になっています。それをさらに加速させたのがダイオキシン騒動でした。そして今日、循環型社会の構築ということを誰もが唱え、リサイクル法制が次々と生まれています。しかし、大量廃棄に代わる大量リサイクル社会が問題解決にならないことだけは確かです。
ごみ問題は、単に処理技術の進歩や廃棄物政策・法制によっては解決しません。それは生産・流通・消費のあり方、つまるところ社会総体、人間生活総体の問題であり、価値観や文明観にも関わってくる問題です。それゆえに、さまざまな学際的アプローチとその総合化が求められています。ごみから、社会を、人間を、歴史を、もう一度見つめ直さねばなりません。
(推薦図書等>
ごみ問題の現状を知るには、統計資料もさることながら、優れたドキュメントにまさるものはありません。そうした意味では、佐野真一『日本のごみ─豊かさのなかでモノたちは』(ちくま文庫、1997年)を推奨します。また、循環型社会の形成を考える上で、日本の江戸時代を振り返るのも有用でしょう。これをテーマにした石川英輔氏の大江戸シリーズの小説やノンフィクション(講談社文庫)のどれかを続むこともあわせてお勧めします。