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 欧州化学物質庁、フッ化カドミウムなど6物質を高懸念物質の候補リストに追加

発表日:2014.12.17


  欧州化学物質庁は、高懸念物質(SVHC)として新たに6物質を認可対象物質候補リストに追加した。このうち、フッ化カドミウムと硫酸カドミウムは、発がん性・変異原性・生殖毒性を有し、これと同レベルで人の健康(特に腎臓や骨)への深刻な影響が懸念される物質と特定された。2種のベンゾトリアゾール系の物質(UV-320、UV-328)は難分解性・生体蓄積性・毒性および高難分解性・高生体蓄積性を有する物質として、またDOTEおよびDOTE・MOTE反応物は生殖毒性を有する物質としてそれぞれ特定された。さらに、生殖毒性を有するとしてすでに掲載されているビス(2-エチルヘキシル)フタラート(DEHP)は、懸念の理由として、環境に深刻な影響を与える可能性のある内分泌かく乱性が追加された。同リストへの掲載に伴い、成形品に含まれる掲載物質の年間取扱量が1トンを超え、掲載物質の含有濃度が重量比で0.1%を超える場合には届出が必要となるなど、その物質や混合物、成形品の生産・輸入を行う企業に法的義務が生じる場合がある。

情報源 欧州化学物質庁(ECHA) プレスリリース
国・地域 EU
機関 欧州化学物質庁(ECHA)
分野 健康・化学物質
キーワード 内分泌かく乱 | 欧州化学物質庁 | ECHA | カドミウム | 高懸念物質 | 健康影響 | SVHC | DEHP
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