アメリカ環境保護庁(EPA)と運輸省道路交通安全局(NHTSA)は、中・大型トラックの燃料効率を改善し、温室効果ガス(GHG)排出を削減するための基準を共同で提案した。アメリカでは中・大型トラックは、全車両中の約5%に過ぎないのにも関わらず、輸送部門のGHG排出と石油消費の約20%を占めているという。今回提案された基準は、2021~2027年製造車に段階的に適用される予定で、基準の下で販売された車両の耐用年数を通じて、CO2排出を約10億トン、燃料費を約1700億ドル、石油消費量を最大18億バレル削減できると見込まれている。これらの削減は、アメリカの全住宅の約1年間のエネルギー使用によるGHG排出に相当するという。基準の設定により、環境への負荷を軽減するだけでなく、企業や消費者にとっても経費削減になり、技術革新や雇用の創出につながるという。この基準は、3年間にわたる広範な試験・調査期間を経ており、策定までの各段階を通じ、産業、労働、環境団体などが協力した。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | 地球環境 大気環境 |
キーワード | 燃費 | 温室効果ガス | トラック | アメリカ環境保護庁 | EPA | 基準 | 排出量 | 石油 | GHG |
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