世界気象機関(WMO)は、2018年夏前半は北半球で極端な高温、干ばつ、豪雨が発生していると報じた。日本では6月末から7月初旬にかけて、記録的豪雨による洪水と地滑りで200人超が死亡した。中東オマーンのクリヤットでは6月28日、一日の最低気温として42.6℃、米国カリフォルニア州のデスバレー国立公園では7月8日、最高気温52℃を記録。カナダではケベック州で高温多湿により多数の死者が出た一方、ニューファンドランドとノバスコシアで季節外れの雪が降った。北ヨーロッパでは干ばつと高温が続き、北極圏で30℃を超え、スカンジナビアやバルト海地域で山火事のリスクが高まっている。世界的には2018年6月は同月として史上2番目の高温、2018年は今のところラニーニャ現象が発生した年としては最も高温となっている。WMOは、こうした極端気象の個々の事象が気候変動に起因すると特定はできないものの、全体として温室効果ガスの濃度上昇に伴う長期的傾向と一致するとし、気候変動の影響を指摘している。
情報源 | 世界気象機関(WMO) プレスリリース |
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国・地域 | 国際機関 |
機関 | 世界気象機関(WMO) |
分野 | 地球環境 |
キーワード | 気候変動 | 世界気象機関 | 温室効果ガス | 干ばつ | 豪雨 | 北半球 | 高温 | ラニーニャ現象 | 濃度上昇 |
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