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 アメリカ環境保護庁、アメリカの温室効果ガス排出量は長期的に減少していると報告

発表日:2019.04.11


  アメリカ環境保護庁(EPA)は、温室効果ガス(GHG)排出量についての2019年版年次報告書「アメリカ温室効果ガス排出及び吸収インベントリ1990~2017」を発表した。報告書は、国内の排出量と吸収量を排出源・吸収源別、温室効果ガスの種類別に示している。総排出量は長期的に低下傾向を示し、2005年から2017年の間に、総排出量は13%、電力部門からの排出量は27.6%減少した。前年比では、2017年の総排出量は0.5%、電力部門からの排出量は4.2%減少した。EPAは、この減少が規制の強化ではなく技術革新の成果であるとして、現在提案中の「クリーンエネルギー適正化(ACE)ルール」の成立を目指している。ACEルールは、各州の自主的な取組によって石炭火力発電所の温室効果ガスの排出削減を図るもので、経済成長と雇用を確保しつつ、低価格で信頼性の高いエネルギーを提供するという。EPAによれば、ACEルールが完全に実施されると電力部門からの排出量は2005年比で34%削減されるという。

情報源 アメリカ環境保護庁(EPA) ニュースリリース ACEルールについて
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ環境保護庁(EPA)
分野 地球環境 環境総合
キーワード 温室効果ガス | アメリカ環境保護庁 | GHG | 石炭火力発電所 | クリーンエネルギー適正化 | アメリカ温室効果ガス排出及び吸収インベントリ | ACEルール
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