環境省と(独)国立環境研究所は、平成25年7月5日から7日に茨城県つくば市で開催した「アジアにおける温室効果ガスインベントリ整備に関するワークショップ第11回会合(WGIA11)」の結果を公表した。同会合は、アジア地域の協力関係を促進し、地域諸国の温室効果ガスインベントリの精度向上を目的としたもので、「測定・報告・検証可能(MRV)な温室効果ガス排出削減活動」に関する途上国の能力向上支援のためのワークショップと位置付けられている。今回は、気候変動枠組条約第17回締約国会議(COP17)決定にて途上国が平成26年末に提出することとなった隔年更新報告書(BUR)、またその一部として提出が義務付けられている国家温室効果ガスインベントリを定期的に作成するための国内制度の在り方、緩和策とインベントリの関係、様々なレベルにおけるMRVなどについて情報交換及び議論を行った。その結果、同会合を通じ、WGIA参加国間のネットワークの更なる強化が図られた。