環境省と国立環境研究所は、ミャンマー天然資源環境保全省とともに、平成29年7月11日から13日にミャンマー・ネピドーで開催した「アジアにおける温室効果ガスインベントリ整備に関するワークショップ第15回会合(WGIA15)」の結果を公表した。同会合は、アジア地域の協力関係を促進し、地域諸国の温室効果ガスインベントリ(排出・吸収目録)の精度向上を目的としたもので、「測定・報告・検証可能(MRV)な温室効果ガス排出削減活動」に関する途上国の能力向上支援のためのワークショップと位置付けられている。今回は、日本を含む参加国14カ国の政府関係者、研究者及び国際機関等(総計120名)が参加し、温室効果ガスインベントリの相互学習や、途上国が2年に1度提出する隔年更新報告書(BUR)についての国際的協議・分析(ICA)の経験も踏まえた議論等を行い、参加国のMRVの能力向上支援と、ネットワークの更なる強化を図った。なお、来年度の会合(WGIA16)の開催地は調整中である。