環境省と国立環境研究所は、インドネシア国環境林業省とともに、平成27年8月4日から6日にインドネシア・バリで開催した「アジアにおける温室効果ガスインベントリ整備に関するワークショップ第13回会合(WGIA13)」の結果を公表した。同会合は、アジア地域の協力関係を促進し、地域諸国の温室効果ガスインベントリ(排出・吸収目録)の精度向上を目的としたもので、「測定・報告・検証可能(MRV)な温室効果ガス排出削減活動」に関する途上国の能力向上支援のためのワークショップと位置付けられている。今回は、温室効果ガスインベントリの相互学習を行った他、途上国が二年に一度提出する隔年更新報告書(BUR)と、その国際的な協議及び分析(ICA)についての議論等を行った。また今後、定期的にインベントリを含むBURを提出し続けるために必要となる参加国のMRVの能力向上支援と、ネットワークの更なる強化を図った。なお、来年度の会合(WGIA14)は、モンゴルで開催される。