三菱電機(株)は、米国の内陸部や新興国の遠隔地等、発電所や送電線などのインフラが不十分な地域で需要拡大が見込まれる独立形太陽光発電システムに適した「海外独立形システム向け太陽電池モジュール」の新製品4機種を2009年4月10日から発売すると発表した。太陽光発電システム市場は、世界的に急拡大しており、特に米国では、景気対策法による再生可能エネルギー分野の優遇策(グリーン・ニューディール政策)や、太陽光発電システムへの助成制度拡充により、需要拡大の気運が高まっている。そこで、同社は、従来品よりも米国内陸部や新興国の遠隔地等の設置環境に適した仕様で、地域、用途ごとに異なる幅広い要求に応える新製品を発売する。同製品は、1)施工性・安全性の高い独立形システム用端子ボックスを採用、2)独立形システムのバッテリー動作電圧に対応、3)無鉛はんだ使用により環境負荷を軽減という特長をもつという。