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 広島大とNTTドコモ、海苔養殖に資する「栄養塩推定モデル」の開発等に着手

発表日:2018.12.18


  広島大学と(株)NTTドコモ中国支社は、海苔養殖に資する「栄養塩推定モデル」の開発や実用化を目的とする共同研究を開始すると発表した。海苔は黒いものほど良質であるとされているが、海水の栄養塩濃度が数日低下することで「色落ち」という品質劣化が生じる。そのため海苔養殖の現場では、従来の手法(高額なセンサーの使用、更新頻度の少ない水質測定データの活用)を代替する、栄養塩濃度の低コスト経時変化測定技術が希求されている。広島大学は、先行研究の成果を踏まえ、人工衛星データを利用した沿岸の栄養塩推定手法の研究の一環として「栄養塩推定モデル」の開発に取り組む。一方、NTTドコモは、岡山県農林水産総合センターおよび岡山県漁業協同組合連合会の協力の下、全国各地に導入実績のある安価なセンサーを搭載した通信機能付き「ICTブイ」を設置し、水温、塩分、植物プランクトン量データの収集等を行う。2018年10月から2019年3月にかけて、リアルタイム計測・配信の実証などを進め、3~5年後の実用化を目指すという。

情報源 広島大学 研究成果
NTTドコモ ドコモからのお知らせ(中国)
機関 広島大学 NTTドコモ
分野 水・土壌環境
キーワード NTTドコモ | リアルタイム | 広島大学 | 栄養塩推定モデル | 海苔 | 栄養塩濃度 | 色落ち | 岡山県農林水産総合センター | 岡山県漁業協同組合連合会 | ICTブイ
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