国立環境研究所は、生態毒性予測システム「(通称)KATE:KAshinhou Tool for Ecotoxicity」における2021年1月28日更新の内容を紹介した。KATEは、同研究所が環境省の請負業務(2004年~)として研究・開発を進めているもの。化学物質の構造を手掛かりに毒性等を定量的に算出する「QSAR:Quantitative Structure-Activity Relationship」モデルを用いて、魚類急性毒性試験の半数致死濃度、ミジンコ遊泳阻害試験の半数影響濃度等を予測するシステムとして利用されている。2011年にはスタンドアロン型に加え、インターネット版(on NET)の公開が始まり、2020年1月に「KATE2017 on NET」から「KATE2020 version1.0」への更新がなされていた。今回、同研究所は「KATE2020 version2.0」をリリースした。QSARモデルの更新、入力された化学物質の部分構造に対する構造判定結果の表示・操作方法や、構造クラス名の改良などが行われたという。
情報源 |
国立環境研究所 新着情報
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機関 | 国立環境研究所 |
分野 |
健康・化学物質 |
キーワード | 環境省 | KATE | 魚類急性毒性試験 | ミジンコ遊泳阻害試験 | 生態毒性予測システム | ケイト | KAshinhou | Ecotoxicity | QSAR | KATE2020 |
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