国内ニュース


 クラボウ、タオル・靴下のトップ産地とともに端材のアップサイクルを推進

発表日:2021.09.01


  クラボウ(倉敷紡績株式会社)は、今治タオル工業組合、奈良県靴下工業協同組合と連携し、同社が運営するアップサイクルシステムのさらなる推進を図る。同社は2017年5月から、環境経営・地球環境保全活動の一環として、縫製工程で発生する裁断くずを再活用する取組を開始し、循環と付加価値を彷彿させる自社ブランドを立ち上げている。一方、パートナー企業を募り、国内繊維業界全体の循環型社会実現と新しいビジネスモデルの構築を目指した展開も目指していた。今回、各組合から回収された端材を、クラボウの生産拠点(愛知県安城市)で独自の開繊・反毛技術を用いた「アップサイクル原糸」に加工し、産地に還元して各組合の加盟企業の製品化に役立てる流れを確立した。当該アップサイクルシステムのねらいである繊維素材の循環が実現し、トレーサビリティも明確なサステナブル素材の提供が可能となった。また、産地内のリサイクルのみならず、産地間連携のきっかけづくりにもつながっている。今治の端材を原料とするアップサイクル原糸を、奈良に供給する試験的な取組が始まっており、今治タオルの端材から生まれた奈良靴下のような新たな商品コンセプトの創出が期待できるという。

情報源 クラボウ ニュース
今治タオル工業組合 お知らせ
機関 クラボウ 今治タオル工業組合 奈良県靴下工業協同組合
分野 ごみ・リサイクル
キーワード 循環型社会 | 端材 | 奈良 | アップサイクル | 今治 | タオル | 靴下 | 裁断くず | 繊維業界 | アップサイクル原糸
関連ニュース

関連する環境技術