川崎水族館(カワスイ)は、(株)ティエラポニカと共に、カピバラの排泄物を原料として利用した水耕栽培の展示を開始した。カワスイは、2020年7月より川崎駅前商業施設内で(株)アクア・ライブ・インベストメントにより運営されている水族館。川崎市を流れる多摩川から、アジア、アフリカ、南米・アマゾンの熱帯雨林まで、世界の様々な環境に暮らす生きものが展示されている。一方、ティエラポニカは、バイオベンチャー企業群である「ちとせグループ」の一員で、微生物の働きで有機物を水耕栽培に利用する有機水耕栽培の応用研究・事業開発を行っている。今回、両者はカピバラの排泄物に着目した、循環型の展示を開始した。カピバラなど動物の排泄物は通常は直接水耕栽培に用いることは出来ないが、微生物の働きによって分解することにより、水耕栽培に利用可能な「有機養液」を作製することができる。カピバラの糞尿で循環型水耕栽培を行うのは世界初の試みであるといい、水耕栽培において家畜糞尿などの有機原料を活用することにより、化学肥料の使用を抑え、循環型社会への歩みを進めることが期待されるという。
情報源 |
川崎水族館 ニュース
(株)ティエラポニカ プレスリリース |
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機関 | 川崎水族館 (株)ティエラポニカ |
分野 |
ごみ・リサイクル |
キーワード | 循環型社会 | 排泄物 | 川崎水族館 | ティエラポニカ | カピバラ | 水耕栽培 | バイオベンチャー | ちとせグループ | 有機養液 | 駅前商業施設 |
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