座間市(神奈川県)は、環境省「令和4年度 使用済製品等のリユースに関する自治体モデル実証事業」の一環として、コーヒー豆用の麻袋をリユースする取組を開始する。座間市では、小田急電鉄の提供するDX技術を採用することで、収集業務の効率化に成功。それにより生じた余力で、剪定枝を「焼却ごみ」とは別に回収し、バイオマス発電用チップとして活用している(回収量:約1000t/年)。今回、サントリーホールディングス(株)、サントリーコーヒーロースタリー(株)から提供された使用済みの麻袋を、市民に配布し、選定枝の回収に使用してもらう(11月6日「美化デー」にて使用)。これまでビニール製ごみ袋に剪定枝が入れられることで、資源化の際に、袋から枝を取り出す作業が負担となっていたが、バイオマス資源化が可能な麻袋を使用することで作業効率化を目指す。ビニール袋と剪定枝の分別が不要になることによる時間的優位性の度合い、ビニール袋と麻袋の重量差による作業者の負担度合い、麻袋を市民へ譲渡することによる負担や通常業務への影響などについて検証を行い、恒常化に向けて検討を行うという。