出光興産(株)、種子島石油(株)(本社:鹿児島県西之表市)、鹿児島県 南種子町は、同町役場において小規模オンサイトPPAによる庁舎への電力供給と、EV充電の共同実証を開始した。オンサイトPPAは、PPA事業者所有の太陽光発電設備を使用者の敷地や事務所・工場などの屋根に設置し、電力を供給するもの。南種子町は2022年9月に「南種子町ゼロカーボンシティ宣言」を行い、2050年までに温室効果ガス(CO2)の排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」を目指すことを表明しており、今回の取り組みはその一環。この共同実証では、出光興産が開発した電力分別供給システム(IDEPASS™)とEV充電システム(再エネチョイス™)を活用し、南種子町役場庁舎への再生可能エネルギー(太陽光)由来の電力供給と、従量課金制によるEV普通充電を実施する。実証は4年間の予定で行い、小規模オンサイトPPAの事業性、再エネ電力活用によるCO2の排出削減、従量課金制充電の顧客満足・事業性等について検証する。これらの検証を通じ、3者は、低炭素エネルギーの地産地消の推進と、EVユーザーと地域の充電事業運営者にとって最適なサービスの構築を目指すという。