環境省と経済産業省は、「水銀に関する水俣条約第5回締約国会議」の成果を紹介した(開催地:スイス・ジュネーブ、開催期間:2023年10月30日~11月3日、参加者:800名以上)。今回の会合では、水銀添加製品の規制の見直し、規制の対象となる水銀汚染廃棄物のしきい値等に関する議論が行われ、蛍光ランプの製造等をその種類に応じ2026年末又は2027年末までに禁止することに合意されたほか、水銀に関する水俣条約上の水銀汚染廃棄物のしきい値について、水銀含有濃度1kg当たり15mgとすることが合意された。同会合の主な成果として、水銀添加製品(附属書A)等の見直し、水銀の供給と貿易、零細小規模金採掘(ASGM)、水銀の大気排出、水銀の水・土壌への放出、水銀廃棄物のしきい値、条約の有効性評価、国別の条約実施状及び、その他運営にかかる事項等となっている。なお、第6回締約国会議は、2025年11月3日から7日まで、スイス連邦・ジュネーブで開催される予定となっている。
情報源 |
環境省 報道発表資料
経済産業省 ニュースリリース 水銀に関する水俣条約 附属書の見直し(PDF) |
---|---|
機関 | 環境省 経済産業省 |
分野 |
健康・化学物質 |
キーワード | 水銀 | スイス | 水俣条約 | 水銀に関する水俣条約 | 蛍光ランプ | 水銀添加製品 | 水銀汚染廃棄物 | 零細小規模金採掘 |
関連ニュース |
|