新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、グリーンイノベーション(GI)基金事業の一環として、「廃棄物・資源循環分野におけるカーボンニュートラル実現」プロジェクトに着手した。このプロジェクトは、2050年までに温室効果ガス(GHG)排出量を実質ゼロにする環境省の「廃棄物・資源循環分野における2050年温室効果ガス排出実質ゼロに向けた中長期シナリオ」に基づき、廃棄物処理におけるカーボンニュートラル型システムの構築を目指す。具体的には、廃棄物の焼却や埋め立て処分によるGHGの大気放出を最小化し、廃棄物中の炭素を効率的に回収して再利用することで、温室効果ガス排出をゼロに近づける。この取り組みは、バイオマス由来の炭素を産業に循環・供給するシステムの開発・実証を含む。また、環境省の提案に基づく研究開発・社会実装計画に従い、CO2分離回収に対応した焼却処理や熱分解処理、バイオガスのバイオメタネーションに関する技術開発を進める。このプロジェクトは、GI基金事業における資源循環関連産業の支援も含み、熱処理による廃棄物の処理が必要不可欠である中、高効率な熱分解処理施設やバイオメタネーション技術の開発が進められる。これにより、廃棄物処理分野における炭素回収技術が向上し、持続可能な環境と社会の実現に貢献することが期待される。
情報源 |
新エネルギー・産業技術総合開発機構 ニュースリリース
|
---|---|
機関 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 |
分野 |
地球環境 ごみ・リサイクル 環境総合 |
キーワード | 微生物 | 温室効果ガス | バイオマス | 炭素循環 | カーボンニュートラル | 廃棄物処理システム | グリーンイノベーション基金事業 | ガス化改質 | バイオメタネーション | 環境省 実質ゼロ |
関連ニュース |
|