2022年度の我が国の温室効果ガス排出・吸収量が発表され、過去最低値を記録したことが明らかとなった。今回の報告では、海洋生態系からの吸収量や環境配慮型コンクリートのCO2固定量など、新たな視点からの分析も行われ、その結果が国際社会からも注目されている。2022年度の排出量は、約10億8,500万トンであり、前年度比で2.3%の減少を示した。これは2013年度からの減少率が22.9%に達し、持続可能な「オントラック」(2050年ネットゼロへの移行)の推進が続いていることを示している。特に注目すべきは、代替フロン等4ガスの排出量が初めて減少したことである。HFCsについては、フロン排出抑制法の改正による漏えい対策が功を奏し、排出量が減少した。また、ブルーカーボン生態系における海草藻場及び海藻藻場の吸収量の報告や、環境配慮型コンクリートの吸収量の算定など、世界で初めての試みも行われた。
情報源 |
環境省 報道発表
国土交通省 報道発表資料 |
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機関 | 環境省 国土交通省 |
分野 |
地球環境 環境総合 |
キーワード | 代替フロン | 二酸化炭素 | 森林 | 温室効果ガス | 排出量 | 吸収量 | ブルーカーボン | Jクレジット | 環境配慮型コンクリート |
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