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 需要急増に応え、SDGs推進!昭和西川、国内最大加工規模「羽毛リフォーム工場」を新設

発表日:2024.04.26


  昭和西川は、埼玉県本庄市に国内最大加工規模の羽毛リフォーム工場を新設した。SDGsの「つくる責任 つかう責任」を推進し、年々需要が増加している羽毛ふとんリフォーム事業を強化するためである。昭和西川では、羽毛ふとんリフォームの依頼が4年で15.8倍に増加している。2020年に1,260枚だった依頼が、2021年にテレビ通販番組での紹介後、急増し、2023年には1万9,920枚となった。2024年には3万5,000枚が見込まれている。高額で購入したため捨てられない、いただいたものなので処分しづらいといった理由から、羽毛ふとんの再利用への関心が高まっている。急増する需要に対応するため、本庄市に新設された工場は敷地面積1万1,685㎡、建築面積2,378㎡、延床面積3,933㎡である。6つの羽毛洗浄ラインと4台の羽毛充填機を有し、年間5万枚の加工を目指す。リフォーム工程は、羽毛ふとんの解体、羽毛の洗浄・除塵・乾燥、新しい側地への充填などである。作業は徹底した個別管理の下で行われ、他の顧客のふとんと混在しないようにしている。日本国内には約3億枚の羽毛ふとんが存在すると言われている。羽毛は繰り返し使える天然資源で、定期的なメンテナンスをすれば100年以上使用可能であり、リフォーム事業は今後さらに必要になると考えられている。昭和西川は3年前からリフォーム事業の強化に取り組んできた。代表の田村氏は、「すべての人に健康と快眠を」をテーマに、SDGsへの取り組みを進めていると述べた。東京23区では年間100万枚以上のふとんが廃棄され、1,800トン以上のCO2が排出される。今回の工場新設により、ふとんゴミの排出を減らし、脱炭素社会の実現に貢献することを目指している。

情報源 昭和西川 プレスリリース
機関 昭和西川(株)
分野 ごみ・リサイクル
キーワード 環境保護 | SDGs | 脱炭素社会 | 埼玉県本庄市 | 羽毛ふとんリフォーム | 羽毛工場 | リフォーム需要 | 個別管理 | 天然資源再利用
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