筑波大学・北海道大学・エクシオグループは、滋賀県守山市の協力のもと、ごみ焼却施設の撹拌条件をAIで最適化する実証プロジェクトを本格始動した。熟練オペレータの技術をスーパーコンピュータ「Pegasus」上のAIが代替し、安定燃焼を維持する仕組みを構築する。実証拠点は「もりやまエコパーク環境センター」。人材不足や地方財政の課題に対応しつつ、焼却効率と運転自動化を両立する狙いだ。今後は、得られた成果を全国の焼却施設へ展開し、AIと計算科学による社会課題解決の実装モデルとしての確立を目指す。