三菱化学(株)は、坂出事業所(香川県坂出市)におけるリチウムイオン二次電池用負極材の製造能力を増強すると発表した。同社は現在、同事業所に年産3,000トンの負極材製造設備を保有し、2010年12月に2,000トンの製造能力増強を予定している。さらに今回、いっそうの需要拡大に対応するため、製造能力をさらに2,000トン増強し、年産7,000トンとすることを決定した。増強工事の完了は2011年5月、投資金額は約10億円の予定。同社は、リチウムイオン二次電池の主要4材料(電解液・負極材・正極材・セパレータ)すべてを取扱う企業として、電池材料ビジネスのさらなる拡大に努めていくという。