環境省、経済産業省及び厚生労働省は、樹脂用難燃剤、繊維用難燃剤として使用されている「1,2,5,6,9,10-ヘキサブロモシクロドデカン(HBCD)」に関する化学物質審査規制法に基づく有害性調査指示の要否等についての審議会の審議結果を発表した。平成22年9月3日及び17日に開催された中央環境審議会、化学物質審議会、薬事・食品衛生審議会の合同審議会の結果、鳥類の繁殖に及ぼす影響について有害性調査指示を行うことが適当との結論が得られた。この結果を受け、9月中を目途に厚生労働大臣、経済産業大臣及び環境大臣による有害性調査指示を行う予定。HBCDは、難分解性かつ高蓄積性で毒性が不明のため、化学物質審査規制法に基づき、平成16年9月22日に第一種監視化学物質に指定されている。