関西電力(株)、日新電機(株)、川崎重工業(株)の3社は、ニッケル水素電池を用いた「多機能電力貯蔵装置」を共同開発した。同装置は、ニッケル水素電池を用いたものとしては初めて、電力ピークシフト、瞬時電圧低下対策、停電対策を兼ね備えた装置であり、1) 高出力のため省スペース(小容量)、2)高効率のため電気料金を低減可能(より少ない充電量で電力ピークシフトを実現)、3)中小規模のビルや工場に適用可能(最小50kWから対応可能)という特長を持つ。従来、多機能電力貯蔵装置としては「ナトリウム硫黄電池」(NAS電池)を用いたものが主に販売されてきたが、これは大規模のビルや工場向けであり、中小規模のビルや工場向けに、高性能の蓄電池を用いた多機能電力貯蔵装置が求められていた。3社は2010年7月から、日新電機本社構内で性能確認試験を実施してきたが、今回、基本性能の確認が終了したことから、10月27日から同社の工場内でフィールド試験を開始する。また、2011年度からは、商品化に向けた検証・装置の改良を行うという。
情報源 |
関西電力(株) プレスリリース
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機関 | 関西電力(株) 日新電機(株) 川崎重工業(株) |
分野 |
地球環境 |
キーワード | ニッケル水素電池 | 関西電力 | 川崎重工業 | 電力貯蔵 | NAS | 高効率 | 日新電機 | 電力ピークシフト | 中小規模 | 高出力 |
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