(株)富士経済は、国内企業のバイオマス利活用市場を調査し、報告書「2012年版バイオマス利活用技術・市場の現状と将来展望」にまとめた。わが国では、2011年の東日本大震災と電力危機により、再生可能エネルギーへの関心が一層高まり、世界的に見ても、バイオマスを燃料・エネルギーとして利用する動きは活発化している。さらに、バイオマスをケミカル原料とする装置・プラントの開発も進展しつつある。今回の調査では、農業系・林業系・畜産系・水産系・廃棄物系・作物系の各バイオマス原材料を対象とし、1)バイオマス利活用技術(市場装置・プラント):バイオマス直接燃焼ボイラ、炭化/バイオマス固形燃料化装置、バイオマスガス化装置/プラント、バイオエタノ-ル化プラントなど計11品目、2)バイオマス由来製品:バイオエタノール、バイオマスプラスチック、バイオマス由来電力など計7品目、を調べた。その結果、バイオマスは分散型エネルギー源としての注目度が高まり、技術開発の進展と利用ニーズの合致等により、ふたたび新たな成長期を迎えることから、2015年に2010年の2.1倍の2,579億円になると予測されるという。
情報源 |
富士経済グループ プレスリリース(PDF)
|
---|---|
機関 | 富士経済グループ (株)富士経済 |
分野 |
地球環境 |
キーワード | 再生可能エネルギー | バイオエタノール | バイオマスプラスチック | 固形燃料化 | バイオマス発電 | バイオマス | 富士経済 |
関連ニュース |
|