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 王子製紙グループ、苫小牧工場への新エネルギーボイラ設置を決定

発表日:2008.05.13


  王子製紙グループは、化石燃料削減による地球温暖化防止対策を推進するため、苫小牧工場にRPF(Refuse Paper and Plastic Fuel)を主燃料とするボイラを設置することを決定した。RPFは、紙への再生が困難な紙くずと廃プラスチックなどを混合成型した固形燃料。同社グループでは、RPFなどの廃棄物由来燃料やバイオマス系燃料を「新エネルギー」と位置づけ、これらを化石燃料と転換する投資を進めており、今回のボイラは同社グループとしては9基目、苫小牧工場では2基目の設置となる。投資額は140億円程度で、2010年度末に完成の予定。同ボイラ設置により、化石燃料使用減によるCO2排出量10万t/年の削減を見込んでおり、稼働後はこれまでの削減量等とあわせて、1990年度比210万t/年のCO2削減となる見込みという(1990年度同社グループ化石燃料使用に伴うCO2排出量の約30%)。

情報源 王子製紙(株) ニュースリリース
機関 王子製紙(株)(現:王子ホールディングス(株))
分野 地球環境
キーワード 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO
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