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 鹿島建設(株)、電力ピーク時の需要を自動制御できる「鹿島スマート電力マネジメントシステム」を運用開始

発表日:2012.04.26


  鹿島建設(株)は、電力ピーク抑制時の需要を自動制御できる「鹿島スマート電力マネジメントシステム」を開発し、同社ビル(鹿島赤坂別館)で2012年3月より運用を開始したと発表した。今回運用を開始したシステムは、同ビルですでに運用していた情報・設備ネットワーク上の中央監視装置とBEMS(ビルエネルギー管理システム)を連携し、指定した任意の時間帯と節電量に応じて、あらかじめ設定した制御レベルで自動的に需要調整を行い、確実で正確な節電を実現するもの。2011年夏季に実施した、節電のための制御レベルと快適性に関するアンケート結果をもとに、働く人間の快適性に影響のない範囲で、照明の調光、空調温度の調整、コンセント負荷のON/OFFによる使用電力量の制御を自動的に行う。同システムの運用により、電力ピーク時で20%以上の節電が可能になるとともに、従来管理者が手動で行っていた節電対策を自動化することで大幅な省力化やいわゆるデマンドレスポンスへの対応を実現する。同社では今後、同システムによるピーク電力抑制を実践するとともに、実証データを蓄積し、システムの改善を図っていくという。

情報源 鹿島建設(株) プレスリリース
機関 鹿島建設(株)
分野 地球環境
キーワード BEMS | 実証 | 鹿島建設 | 監視 | エネルギーマネジメントシステム | 制御 | 節電 | 電力需要 | 電力ピーク | 省力化
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