(独)農業環境技術研究所は、千葉県農業総合研究センターおよび日本アルコール産業(株)と共同で、環境負荷が小さい低濃度エタノールを用いた低コストの土壌消毒法を新開発した。これまでわが国では、「臭化メチル」が畑土壌の消毒に広く用いられてきた。しかし、臭化メチルはオゾン層破壊物質であるため、2005年より原則使用禁止となったおり、新たな代替技術が求められていた。今回の技術は、低濃度エタノール(2%程度)を畑土壌が湛水状態になるまでかん水し、農業用ポリエチレンフィルムで土壌表面を1週間以上覆うという、低コストで簡便な技術であり、様々な種類の土壌病害虫などに防除効果があるとともに、エタノールが土壌中で数日内に分解消失するため、環境負荷が小さく安全性も高いという。
情報源 |
農業環境技術研究所 プレスリリース
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機関 | 農業環境技術研究所(現:農研機構 農業環境変動研究センター) |
分野 |
地球環境 健康・化学物質 |
キーワード | 環境負荷 | 農業環境技術研究所 | エタノール | 日本アルコール産業 | 臭化メチル | 千葉県農業総合研究センター | 土壌消毒 |
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