アメリカ環境保護庁(EPA)は、エタノール混合率15%のガソリン(E15)に使用されるエタノールの登録申請を初めて承認した。エタノールを混合したガソリンは、全米で30年来販売されているが、混合率は10%までに制限されていた。EPAは車両試験等の結果を踏まえ、2001年式以降の乗用車と小型トラックに限りE15の使用を認め、今回そのためのエタノール登録を承認した。植物由来のエタノールは再生可能燃料とされ、エネルギー省と農務省は、補助金や融資などで、この次世代燃料を後押ししてきた。オバマ政権はE15の普及のため、今後5年間で全国のガソリンスタンドに1万台以上のブレンダーポンプ(エタノールとガソリンを混合して給油するポンプ)を設置する目標を掲げている。なお、エタノール製造者がE15を販売するには、今回のような登録手続きが必須条件であり、さらに、E15の適用外となる車種(2001年より古い年式の車両や乗用車・小型トラック以外の車両)への誤った給油を防ぐため、小売業者に表示規則を徹底させる等の措置が義務付けられている。
情報源 | アメリカ環境保護庁(EPA) プレスリリース |
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国・地域 | アメリカ |
機関 | アメリカ環境保護庁(EPA) |
分野 | 地球環境 環境総合 |
キーワード | バイオエタノール | バイオ燃料 | アメリカエネルギー省 | アメリカ環境保護庁 | EPA | アメリカ農務省 | ガソリンスタンド | E15 | 乗用車 | 小型トラック |
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